IMBDX

アルファリキッド®

がんの早期発見

キャンサーディテクト™

キャンサーディテクト™(CancerDetect)は、手術後のがん再発の早期発見に特化した当社独自の液体生検プラットフォームです。この革新的な技術は、手術で切除されたがん組織内の固有の遺伝子変異を正確に特定し、カスタマイズされた遺伝子パネルを築きます。例えば、手術後の微小残存病変(MRD)を綿密にモニタリングするために設計されます。

このように、カスタマイズされた遺伝子パネル検査を採用することで、従来の画像診断に比べても数か月早くがんの再発可能性が予測できます。検査結果に応じて患者の治療過程に活用し、がんの進行の有無、抗がん剤投与量の増加/減少など、治療戦略を迅速に調整できます。最終的に、キャンサーディテクト™はがんの進行を早めに予測し、患者の生存率を向上させることに貢献できます。

分析タイプ がん組織シーケンシング
独自のHQSTM技術に基づく標的ハイブリッドキャプチャーNGS
サンプル要件 組織:FFPE切片(10µm x 10枚)、または固定組織
血液:>20mL 全血
標的 100遺伝子まで含むカスタマイズされたパネル
検出変異 SNV(1塩基変異)、Indel(1〜数十塩基の挿入/欠失)
検出限界 0.005%~0.0005%のctDNA頻度
  • がん関連変異の検出

    がん関連変異の検出

  • 組織結果からカスタマイズ遺伝子パネルの設計

    組織結果からカスタマイズ遺伝子パネルの設計

  • 再発のモニタリング

    再発のモニタリング

臨床での検証例 - 大腸がんにおけるMRD検出

多種がんに対する大規模コホート研究 (1) に基づくと、キャンサーディテクト™検査でのMRD陽性は、短い無再発生存期間(RFS)と強い関連性があることが示されました。

参考文献 (1): Sunghoon Heo, Sae-Won Han, Tae-You Kim et al. Personalised circulating tumour DNA assay with large-scale mutation coverage for sensitive minimal residual disease detection in colorectal cancer. British Journal of Cancer 2023

キャンサーディテクト™検査プロセス

1. 腫瘍組織と血液(正常コントロール)のDNAシーケンシング解析

2. 組織分析から得た患者固有のバイオマーカーと追加の治療ターゲットを含める特注パネルの設計

3. 微量のctDNAを検出するための超深層・標的ハイブリダイゼーションキャプチャー基盤NGS解析と、それに基づく連続的な液体生検検査

  • 1) 組織の解析結果から患者特有の体細胞変異を選択

  • 2) 患者特異的体細胞変異を検出するためのターゲットキャプチャ用BSP(特注パネル)を設計・制作

  • 3) 血液(20mL)からcfDNAを抽出し、BSPを使用して超深層ターゲットキャプチャシーケンスを行い、MRDを検出

キャンサディテクト™検査進行過程